興味や関心がある方に自社の社史をより多く手にとってもらうためには、やはり社史づくりの過程でより多くの工夫を取り入れることが大切です。
より詳しく興味を持てる内容が書かれている
社史をある特定の方に読んでもらいたいというときには、その相手がどのようなことに興味や関心を抱いているのかをより詳しく把握しなければなりません。
どういった情報や内容を知りたいと思っているかが分かれば、社史のコンセプトや記載内容、
そして書籍のページ数、デザインなどをより工夫することができるはずです。
個性的でインパクトのある社史
明治時代からすでに、さまざまな企業から社史が発行されていたようですが、以前までは分厚くて資料や歴史書的な社史が多い傾向にありました。
しかし最近では、企業によってより工夫を凝らした社史が多く作成されていることから、より「個性的でインパクトのある社史」が多く制作されています。
中身を読んでもらうことも大切ですが、より手にとってもらいやすい魅力的な社史を作ろうという企業が増えていることから
見た目的にもインパクトのある社史が多く作られているのです。
書籍だけが社史の形ではない
図書館などにも置いてある数々の社史の大半が、書籍として制作されるものが多いようです。
しかし最近では、より手にとってもらいやすい社史にするために書籍以外の形式で作られるものも増えています。
中でも、インターネットが普及したこともあり、何時でもどこからでもネット上に掲載された社史を眺めることができるようになりました。
そのため、文字だけで会社の歴史を書いた社史だけでなく、動画のように視覚から訴えかけるような社史づくりをするなど
工夫が多くなされた社史を多くみかけるようになりました。
分厚さよりも取りやすさを重視
たくさんの工夫を凝らして社史を手に取ってもらおうという企業が増えていますが、外部の方に自社のことを知ってもらうことも大事なことなのですが、
社史づくりをする一番の目的が社員のためだという場合もあります。
勉強や何かを始めるときには資料を集めたり、参考書を読んだりしますが、案外分厚くて難しそうな書籍は敬遠されることがあるのです。
そういった問題を解決しようと、最近では重厚感を全面に出すのではなく、
「パンフレット」のような軽くコンパクトにまとめられた社史を作るという企業も増えています。
定番の社史に比べるとパンフレットだと厚みが違いますし、記載できる内容も限られています。
そのため、よりデザイン性を重視することが大事であり、短い内容でも言いたいことや伝えたいことがきちんと要約されていることが、
より手に取ってもらえる社史の特徴だといえるでしょう。